忍者ブログ
ひとりあそび日記
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

これは映画館でみないとな作品!




このミシェル・オスロというフランス人の監督。
わりとばさばさばっさりな感じの人なんでしょうか。

お話はストレートです。
よくある西洋のハッピーエンドの昔話です。
最後は「よかった!じゃあ踊りましょ!」ですから。

キリクの終わりもダンスだったように記憶しています。
ストレートでしょ?

作品はとても見やすいし、主人公はとても勇敢で間違ったことは決してしないし、思い悩むことすらない。
迷うことなくストレートでしょ?

でも、作品、細部への書き込みようはストレートとは思えません。
オスロさんについて詳しくないので、
ただの指示によってイメージが具現化されているのか、
それとも原画の段階からこの細かさなのかはわかりませんが。
とにかく緻密!!!!!
花に花が重って色彩になってるんですよ。

ほら、写真にとるとモネの影響を受けてるみたいにみえる。
あれのくっきりバージョン。
視力と最新技術(CG)の賜物ですよねえ。きれいー。

あとはおフランス特有のものなのか。このひとのやり方なのか。
現代社会にもの申してます。かなり申してます。
ここは子供にはわかりにくく、今の社会に根ざす暗黒部分を描き出します。


鳩についた血の色では目の色は判断できない、という台詞。
移民が虐げられてる街。はっきりとした根拠のない噂を信じきっている人々、
街で虐げられてるよそものが「でも俺はこの街が好きなんだ」って台詞を与えられてたり。
あとはー、
イスラム文化の象徴と西洋文化の象徴のふたりが、廃墟となった教会の前で道を分つことになったり。

あちこちで起る民族紛争が愚かしいということ、
また特にフランスは移民の問題が根深いのでしょうから、
あえての「青い目差別」という設定で青い目を持つ人々に衝撃を与えている。

でも、押し付けがましくない、
子供にみせたい美しい作品。
私は小さい頃ユニコとかサンリオのシリウスとかみて、その映像の美しさに感動したのを今でも覚えてる。
今見ると古いアニメーションなんだよねー。お話もわりとドストレート。

あの感動を!
とおもって映画館を出てすぐに9歳の女の子の友達にお薦めメールを出しちゃいました。


あといっときたいこと。
吹き替え版を見た人と共有したいこの思い。
演技が際立ってる登場人物がいるんですよ。
なんかすっごい声優いるんだなー、と思ってたんですよ。

そしたらさ!香川照之だった。
また香川かよ!
もうまたしても香川にくぎづけ〜。



PR
COMMENT
NAME
TITLE
MAIL
URL
COMMENT
PASSWORD :
───────────
コメント編集時に使用
TRACKBACK
TRACKBACK URL > 
PREV       NEXT
90 89 88 87 86 85 84 83 82 81 80
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新コメント
[12/03 もにか]
[12/03 うらら〜]
[11/29 Kiku]
[11/28 たんこ]
[10/15 ねこわに]
ブログ内検索
カウンター
忍者ブログ [PR]
"Nekorodile" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP
SAMURAI FACTORY INC.