出来事メモ(鳥のパンセ)

君達は鳥、
僕は人。

すごい、
こないだ仙人に会ったばかりなのに
今日は神様に会った。

神様は神様に会ったことは忘れがちだから
メモをつけたほうがいいよ、と言ってた。

でも鳥。

あの日
梅の中にとまっていたウグイスの番と
まぎれることなく再会することはない。

神様はそう断言。

その時ちょうど再会みたいなベルが鳴り
トラネコの耳の先が菜の花のあいだにのぞく。

神様は意味づけをしないし、
もう会うこともないよ、と言った。宣った。

神様なのに。
奇蹟を期待させないなんて贋者じゃないかしら。

枝のまにまにうずくまってた冬毛の鳥が春の樹、
くろめがちになり飛び立った。

君達に翼
僕には？


神様の命にしたがいメモ帳を買いにいこう。
ブレクファストはフレンチトスト。

出来事メモ（しわしわ仙人）

・教会の帰り道、仙人に会う。
　立ち話。仙人は人との距離感が近いのか顔が至近距離。近視なのか。

久しぶりのひとびとの言葉がどれもこれもあたたかい。
知らないようで見ていてくれるひとがいるのはありがたいですね、
なんて話をしてたら涙がでたりして、お互い歳ねーなんていったりして。
仙人はわたしよりうんとも上なんだけどね。そこも近視なのか。


・あやこおばちゃまの言葉が喉につまった小骨。
忘れるかも知らんけど、いちおうここにメモっておくよ。
がんばろう。むなつきはっちょー。


・久しぶりに泳ぐ。無心。水に任せる。
　潜ると下に村、顔を上げると上は空、て想像しながら泳いでた。
　集落はコースの端にあるが、もうすこしで近い、てところで
　わたしは後ろから追われているので折り返さないといけない。ターン。
　スッテスッテハイテハイテ、陽は昇り落ち折返し地点。


・ネットで買い物をしたら、注文確認メールのタイトルが
「・ｲ・・・ｶ・・・・ｪ・ﾆ・､・ｲ・ｴ・｢・ﾜ・ｵ・ｽ」
だった。
一瞬開けるのをためらう。
開けたら普通の内容だった。よかった。


そうそう、あやこおばちゃま、もうすぐ折返し地点なのですわ。
はい、わたし、がんばります。これもメモ。


どろち猫もがんばってます。
近影写真。猫デッサン狂い気味。





あ、地震だ。

×て→○た

父入院。
さしすせそうができたらしい。

お見舞いにいけないのでお手紙を描きました。
手術がんばってね、と書いてたら
「明日渡しにいくときには手術終わってるよ」
と言われたので×をつけました。

四才児風。

ピークアンドラッシュ

桜の話をしてたから、
福山雅治のモノマネをしてたら
「なにそれ人さらいのふり？」
といわれました。


こんにちは


曇りだけれど桜見にでかけましょう。


きのうダージリン急行をみました。
ダージリン兄弟チェッカーによればわたしはオーウェン・ウィルソンタイプ。
ぽろぽろぽろ。
みんなは？
それにしても全員鼻が曲がってるようにみえたのはわたしだけかなあ。


そして
さようなら

桜、時空をこえる

十次元ってなに？

と桜の咲く川沿いにあるベンチにて、ビール片手に話してたら桜の花が一輪、引力に反して川面から柵を飛び越え、ふたりの足元に舞いこんだ。

それが花びらじゃなくて、ちゃんとした五弁の桜の花なのよ。
上から降ってきたんじゃなく、川の柵の下の隙間からひょい、やあ、てかんじてやってきたのよ。
これまでなんども花見をしてきたけれど、こんなことは初めての不思議。記念に押し花にしてみた。




そのとき、桜の花は次元をこえてきたのかも。
もしかしたらこの桜の花は未来に咲いた花かもしらんよ。

そんな来年分の桜見もして満足な一夜。
時を経て今日。全然わからなかった「10次元」についてちょっとかじってみようと検索をかけた。けっこうグーグルさんヒット。
いや、まてよ、まずは四次元からジャブ打たれよう、と思い直して検索し直す。
そしていちばん親切そうなページを開く。

そのページの導入の言葉。
「四次元世界という言葉のイメージについて，よくある誤解を解きたい（略）以下の項目に一つでも当てはまる人は，読んでみて下さい．」

１．四次元は摩訶不思議な世界だと思っている人
２．四次元空間とは，三次元に時間軸を足したものだと思っている人
３．相対性理論と四次元ポケットは，関係があると思っている人

わたし、全部あてはまってた！

いつ、そのように思い込んだのだろうか。
そして、なぜこのひとにそれを見透かされているのだろうか。
世の中じゅう同じ思い込みが蔓延ってこと？
ドラえもん教育の賜物ってこと？

同じ症状があらわれている方いらっしゃいましたらご一報ください。
ともに時空をこえましょう


時もどり、そこの次元についての説明、最後に「わしは毎日３０品目食べてるから３０次元じゃ！」と思ったあなたは理解してます、と書いてあった。

さてはてますますわからない。
いったいどこのじいさんじゃ。